前回は「SGって何?」でした。今回はその中身、期待打数(きたいだすう)。むずかしい理屈は本編に。ここでは会話で。
ハルSGは「平均より得したか損したか」だったよね。その”平均”って、どこから来るの?
ナギいいところ。その平均が「期待打数」。ある場所から、上手い人が平均して何打でカップインするか——って数字だよ。
ハル場所ごとに決まってるの?
ナギうん。たとえばフェアウェイ150ヤードなら約2.9打、グリーン上の2.4mなら約1.5打、1mまで寄れば約1.05打。近づくほど、期待打数は下がる。
ハルじゃあ、150ヤードから打って3mに乗ったら?
ナギ3mの期待打数はだいたい1.8。だから 2.9 −(打った後)1.8 −(使った)1打 = +0.1。ほんの少し”得”したショット、ってわかる。
ハルなるほど…あ、でも「距離が同じなら同じ数字」なんじゃないの?
ナギそこ、よくある勘違い。距離だけじゃなく”ライ”でも変わるんだ。同じ15ヤードでも、花道とバンカーでは期待打数が違う。距離+ライ、両方で決まる。
2.9フェアウェイ150ヤードの期待打数はおよそ2.9打。「ここから平均何打で入るか」の”値札”。
先生メモ
期待打数(ベースライン)は、距離とライで決まる「その地点からカップインまでの平均打数」です。SGは (打つ前の期待打数)−(打った後の期待打数)− 1 で1打ごとの得失を出します。
数値はMark Broadieの公表データに基づく概算。詳しくは本編で → 期待打数とは何か——SG計算の「ものさし」
目次
今日のまとめ
期待打数=「ここから平均何打で入るか」。SGは、その”値札”の差から1打を引いて得失を出している。距離とライで決まる、が大事。
もっと知りたくなったら → 期待打数とは何か【本編】。次回は「パットが命って、ほんと?」を、またハルとナギで。

